ワーケーション体験記   vol.06【前編】

南部町でワーケーションしてみた
-体験記vol.6【前編】-

南部町でワーケーションしてみた-体験記vol.6【前編】-

皆さんこんにちは!KomfortaWorkation事務局の山根です。
全国の快適なワークスペースをご紹介する「KomfortaWorkation」の運営メンバーの1人、都内で働く普通のOLです。

ひょんなことから毎週ワーケーションをして体験記を執筆することになりました。さて今週の山根のワーケーション体験はどうだったのでしょうか…?
本日もどうぞ最後までお付き合いください。

川のせせらぎ、木の香りに包まれた『五番地』仕事も遊びも全力で

今週は山梨県南部町へ。山梨県の中でも一番南、静岡県との境にあるまちです!そしてなんと今回は、車派の皆さん待望の!レンタカーでのワーケーション体験となりました。

都内から車を走らせて2時間半ほど。山梨県南部町に到着しました。
車から降りてすぐ、川のせせらぎの音が聞こえます。

絵に描いたような素敵な小川。

そしてこちらが古民家を改修してできたの宿泊型コワーキングスペース『五番地』さんです!

フロントのあるメイン施設にコワーキングスペース、宿泊施設とカフェが併設されています。

コワーキングスペースには既にお仕事されている人の姿があります。(『五番地』のオーナーの鈴木さんが運営しているシェアハウスの住人の方々なのだそう!)

さて早速ワーケーション利用…の前に、今回はオーナーの鈴木さんに、施設のお話を色々聞かせていただくことができたので、そのご紹介をしたいと思います!

▲天井が高くおしゃれなカフェスペース

「人を惹きつける居心地の良い環境」を作りたい。『五番地』誕生秘話!

施設オーナーの鈴木さん。実は20代の頃世界中をバックパッカーとして旅しながら働く旅人だったのだそうです!『五番地』が誕生するまでのこと、これから『五番地』が目指すところの話を伺いました。

▲『五番地』オーナーの鈴木太一さん

若くして、日本を飛び出した
大学時代から留学したり、アメリカでインターンを経験していたという鈴木さん。大学卒業後、大手メーカーに就職するも、メーカー特有のドメスティックなお仕事を経験する中で、海外で働きたいという想いとの葛藤があったのだそうです。

「このまま10年間経験を積んでから、来るチャンスをつかむよりは、若いうちに日本を飛び出して色んな世界を見て回るのもいいんじゃないかと思ったんです」

そうして鈴木さんは会社を退職し、世界中を旅するバックパッカーとなりました。

旅人として初めて「沈没」したパラグアイの宿との出会い
バックパッカーとなった鈴木さんは、世界中に散らばる日本人起業家を訪ねてインタビューをし、それを記事にしてメディアに上げるというお仕事をされていたのだそう。色んな地域を旅して、人と出会っていく中で、鈴木さんにある転機が訪れます。

南米パラグアイを旅しているとき、1つの宿で鈴木さんは旅人として初めて「沈没」を経験します。(「沈没」は旅人用語で、「その場に居ついてしまい、離れられなくなること」を意味するんですって!)

日本人夫婦が経営するその小さな宿は、主要都市からバスで8時間(!)もかかる辺鄙な場所にあり、周りは大草原。Wi-Fiも遅くとても不便だったそう。それでも、美味しい日本食を出してくれ、落ち着く雰囲気の宿の居心地がよく、しばらくそこに滞在してしまったのだそうです。

居心地の良い場所を自分で作る!
「その時、どんなに不便なところでも、人を惹きつける特別な魅力がある場所は、その魅力だけで観光資源になるんだ、と思ったんです」と鈴木さん。

最初は訪ねた先でご縁を見つけて海外で働けたらなと考えていた鈴木さんですが、色んな起業家の話を聞いて回る中で、「居心地のいい、魅力的な施設を自分で持ちたい」と強く思ったのだそう。

そして知人に紹介された山梨県南部町のこの土地と出会い、2018年4月に宿泊型コワーキングスペース『五番地』が誕生したのでした。

withコロナで変わった『五番地』を取り巻く環境
とはいえ、2018年時点ではまだまだ「ワーケーション」「コワーキング」という言葉が世間に浸透していたとは言えず、最初から多くの利用者がいたわけではなかったそうです。それでも徐々に、企業の方が宿泊型研修を行う際に利用されることが増えてきたとのこと。

「コロナ禍で利用者層がガラッと変わりましたね」と鈴木さん。
2020年はコロナで団体利用が激減。その代わり、「一棟貸し」として、家族や仲間内で利用される方が増えてきたのだとか。
そういった需要を受け、ドミトリーとしての利用を想定していた宿泊施設を、今後は一棟貸しとして展開していくそうです。

「当初思い描いていた五番地イメージとは変わっちゃいますけどね(笑)」と笑っていらっしゃったのですが、その思い切った転換こそwithコロナでも人が集まる、居心地の良さの秘訣なのかもしれませんね。

これからの『五番地』
まだまだ、オープンして2年の『五番地』。withコロナの状況設け、これからどんな施設にしていきたいですか?と聞いてみました。

「ご覧の通り、周りは自然に囲まれていてとても静かなので、ここはとても集中できるところなんです」

▲『五番地』の目の前の景色。のどかな山あいのまちです。

「ただ、今はまだ、アクティビティが少ない。これから、テントサウナやバーベキュー場などを整備していく予定です」

「仕事も全力、遊びも全力。そんなことが叶えられる、ちょっとした非日常感がある施設にしていきたいんです!」

既にある集中できる環境に加え、アクティビティや、イベントをやっていきたいとのこと。直近では、心身のデトックスのための断食道場などの宿泊イベントを開催して、人気のプランだったそうです!(私も参加してみたい!)

日常の変わらない仕事のリズムの中で疲れてしまっている人たちのためにも、まじめに仕事をすることはもちろん、プライベートの時間を楽しむことも全力で応援していきたいという鈴木さんの考え方は、KomfortaWorkationの考え方ともとても近く、話を聞きながら山根もすっかり熱くなってしまいました。

鈴木さん、お話聞かせてくださってどうもありがとうございました!
『五番地』さんでのイベントは、今後KomfortaWorkationでもお知らせしていきたいなと思いますので、皆さまチェックしてくださいね!

早速使ってみた感想は…?

さて、この後早速五番地を使ってみた感想をお伝えしたいのですが、すっかり長くなってしまったので名残惜しいですが今日はここまで。

次回は体験記と、周辺環境や、車派の皆様にもおすすめドライブ情報をお届けします!お楽しみに。

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