Interview vol.04
株式会社休日ハック
代表取締役社長
田中 和貴 Kazuki Tanaka
関西学院大学 経済学部 卒業。
2013年に日用品メーカーに入社後、東京・福岡・大阪の3拠点で営業業務に従事。また、エリア戦略立案や社内の働き方改革プロジェクトに参画。
出身企業内での新規事業開発プロジェクトを経て、2020年に株式会社休日ハックを創業。代表取締役社長に就任。
インタビュー:KomfortaWorkation 山根好子

Interview vol.04

株式会社休日ハック
代表取締役社長
田中 和貴 Kazuki Tanaka
関西学院大学 経済学部 卒業。
2013年に日用品メーカーに入社後、東京・福岡・大阪の3拠点で営業業務に従事。また、エリア戦略立案や社内の働き方改革プロジェクトに参画。
出身企業内での新規事業開発プロジェクトを経て、2020年に株式会社休日ハックを創業。代表取締役社長に就任。
インタビュー:KomfortaWorkation 山根好子
ワーケーションの「体験価値」
―田中さんは全国を飛び回りながらお仕事をされていると思います。ワーケーションは通算どのくらいされていますか?
営業をしながらいろいろな地域に行っています。10~20回くらいでしょうか。
宿泊先のホテルというよりは、カフェや営業先のお客様のところで仕事をさせてもらっています。地方出張に行くことも多くて、ずっとこんな生活が定着していますね。
―日常的にワーケーションをされていたのですね。
そうですね。いろいろな地域に行きたいタイプで。でも出張で強制的に全国を飛び回るのは移動だけでくたくたで。理想のイメージは1~2か月に1度、決まった場所にワーケーションしに行けることです。すごく気持ちが落ち着き、いつもと違う発見があったりするのではと思います。

―いろいろな地域に行きたい、それがお好きとのことですが何を求めて地域に行かれるのですか?
単純に刺激が欲しいのだと思います。同じオフィスで同じように働いていると、日々同じことをただこなしているだけで。結局仕事の効率が上がっているのか、下がっているのか…。
そういう働き方が自分には合わないんです。
―常に新しいものや知らなかったものを見たり、出会ったりするところがご自身の刺激になっているのですね。「いつもと違う刺激」というのがキーワードとして大事なのかなとお聞きしながら感じました。
はい。まさに休日ハック!はそれを考えて提案したサービスです。伝えたいこととしては、「新たな刺激」とかそういった観点です。新たな人との出会いや、五感で感じるものがあれば、それが「新たな刺激」になります。
―思い出に残りやすいことは何かと考えたとき、人とのコミュニケーションや出会いが一番記憶に残るのではと感じています。田中さんはどう思われますか?
まさにそう思います。その地域の方々と話すことは新たな発見があり刺激になります。
記憶に残りますよね。
Komforta Workationでも提供されていますが、今後、ワーケーションをチーム単位で実施したいと考えています。
やはり対面のコミュニケーションの価値は大きくて、チームメンバーとの雑談の中で思いがけないアイディアが生まれることもありますよね。コロナ禍で外出自粛となり、基本テレワークとなりましたが、オンラインだと雑談がしにくく、アイディアも生まれにくいように思います。
何より、ソロワークは寂しいですし、仕事の質問をしたくても気軽にできない環境で、コミュニケーションの質が落ちていて、在宅でのリモートワークが長く続くことのデメリットは大きいと思っています。
あと、マネジメント側の視点として、対面であればメンバーの顔色やコンディションが分かりますよね。例えば、なにかタスクを振ったときに、その人に余裕がないのか、それとも仕事をどんどん進められるコンディションなのか。この振り方が良かったのか悪かったのか、チャットやオンラインのコミュニケーションだけだと分かりづらいことが多いので、コミュニケーションの質を考えても、「チームで働くこと」は崩さない方が良いと思っています。
ワーケーションをチーム単位でやるメリットは、コミュニケーションの質の向上に加えて、新しい地域で日常のルーティンとは異なるいろいろな刺激を受けられることだと思います。仕事の質と、チームのコミュニケーションの質は比例するので、これからどんどんやりたいですね。
実は先日もワーケーションで金沢の旅音さんを利用しましたが、タイミング的に少人数で実施しました。これが休日ハック社としてメンバー皆で行っていたら、さらに面白く、新たなアイディア創出につながったのではと思います。

―めちゃめちゃ共感します。まさに私たちもそういう場としてワーケーションを活用してもらいたいと思っています。
休日ハックのメンバーの皆さんもワーケーションに関心を持たれていますか?
皆、ワーケーションしたいと言っています(笑)。ただし、子供が生まれたばかりの社員もいて、皆で行くなら遠方よりも近場の方が行きやすいかもしれません。ワーケーションを特別な体験として身構えるのではなく、月に一度はいつものオフィスではないところで集まってみよう、とか、日常の延長線上で気軽にワーケーションすることで、僕ら自身がさらにワクワク仕事ができるように思います。
―実はKomforta Workationもそんな思いを持っていて、近場で合宿ができる施設を増やしています。田中さんの考える理想の施設やワーケーションはありますか?
まずは近場で合宿をしてその先の話ですが、直島や小豆島…、島がいいですね。のんびり時間が過ぎている感じ、その島独自の文化、アートに触れながら仕事をしてみたいです。
―島!いいですよね!昔からのむき出しの文化、観光地ではなく作られていない文化を肌で感じられる。
いいですよね、他からの文化が入り込んでいなくて。
よく言われる「ダイバーシティ&インクルージョン」も、結局のところ異文化やいろいろな多様性に触れていなければ自分の価値基準で決めてしまいます。インタビューなどで情報を得ても結局分かりきらないことがあります。実際にその場に行って見聞きする事ではじめて、何を誇りにして生活しているかなど、いろいろな価値観があると気付き合える。そういう気付きや多様な視点が新規事業や新商品開発に活かされると思いますね
―新しい働き方や体験に挑戦したいけれど、まだ踏み出せない人たちにどのような声をかけますか?
どの会社も新しいことにチャレンジしたいと思っているはずです。でも結局、全てにおいて行動しないと何も変わらない。やってみなかったら自分たちの可能性を広げるチャンスもゼロです。
小さなことでも「働く環境」を変えてみる、「チームのありかた」を変えてみる。その中に「新たな気付き」が必ずあると思います。
休日ハック!×ワーケーション

―休日ハックとワーケーションの可能性や今後広げていきたいお考えはありますか?
ワーケーションの最大の効果が発揮されるのは、1~2週間その土地にいることだと考えます。滞在中にいろいろな地域の魅力に触れて、いろいろな人と話す。接点が増え、その分だけ学びがあると思います。
例えば金沢へ行ってみるとします。
兼六園、21世紀美術館に行って…、旅行や観光であれば大体1泊2日で帰ってきますよね。もし1~2週間滞在する場合、そのための自分に合った過ごし方や、地元での体験を新たに考えます。いろいろな地域の伝統工芸や伝統文化などの体験を通じて接点が生まれ、「新しい刺激」を得られます。
地域に根付く体験をワーケーションと紐づけることは新しい価値だと思っていて、休日ハックとしても力を入れていきたいと考えています。
プレスリリースはこちら▶︎
―最後にWork × location × Connectionを掲げるKomforta Workationに期待することはありますか?
Work×Vacationであれば、「個人で楽しめば良いですね」と感じますが、Komforta Workationは企業で働くビジネスパーソンが新たな価値を生み出すために、「環境を変える価値」「いろいろな人とのつながりを創る価値」を大切にして取り組まれていることにすごく共感します。ワーケーションを切り口に、一人一人の働き方を変え、組織自体を変えていくためのサポートをしているのでとても意義があると思います。
―「日本社会を変える」ことは大きな夢ですが、新しい働き方や暮らし方ができると、自分の可能性や能力を最大化して、発想が豊かになる人はたくさんいるのではと思います。そういう社会を一緒に作っていきたいですね。
そうですね。人が動くきっかけや変わるきっかけを休日ハックは提供しているので、目指す夢は一緒ですね。
※参考:休日ハック!とは
「あらゆる人生を痛快で面白く」をビジョンに、 何かしたいけど何をすれば良いかわからない、新しい挑戦やワクワクする楽しい事がしたいと考えている人々に、自分では思いつかないような最高の出会いや体験を提供します。世の中にある魅力的な体験を通して、人々の「人生の枠」を広げていくことを目指します。
さらに詳しくはこちら▶︎
田中様、ありがとうございました!次回のインタビューもお楽しみに!
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